これが分離の最後の段階であり、ここから、その逆方向に進む救済が始まる。 この最後の段階は、それに先行した事柄の結果であるが、それが原因のごとく見えている。 奇跡は、原因となるという機能を、結果ではなく原因に返還することにおける最初の段階である。 というのも、この混乱が夢を作り出したからであり、それが続く間は、目覚めが恐れられるからである。 また、目を覚ますようにとの呼びかけも聞かれることはないだろう。 それが、恐れよという呼びかけのように思えるからである。
奇跡講座テキスト 第28章 二 結果と原因の逆転 9.