夢の内容をこのように(別な夢/赦しの夢に)変えるためには、気に入らない夢を見ていたのは他ならぬ自分だということを、理解しなければならない

 扉が開け放たれたからくらが、あなたの記憶や夢の切れ端が収められている場所である。 それでも、あなたが夢を見ている者であるのなら、あなたは少なくとも次のことだけは知覚する。 すなわち、自分がその夢を引き起こしたのだから、自分は別な夢を受け入れることもできる、ということである。 しかし、夢の内容をこのように変えるためには、気に入らない夢を見ていたのは他ならぬ自分だということを理解しなければならない。 それはあなたが・・・・傍点)引き起こした結果にすぎない。 それでいてあなたはこの結果の原因にはなりたくないと思っている。 殺害と攻撃の夢の中では、あなたはあやめられて死にゆく肉体の中に居る犠牲者である。 しかし、赦しの夢の中では、誰も犠牲者や苦しむ者となることを求められない。 これらの夢が、奇跡があなた自身の夢と交換してくれる幸せな夢である。 奇跡はあなたに別な夢を作り出すよう求めはしない。 ただ、この幸せな夢に交換したいと思うような夢を作り出したのはあなた自身だということを、理解するよう求めるだけである。

 

奇跡講座テキスト  第28章  二 結果と原因の逆転  5.