すべての癒しが起こるのは、心は肉体の中にはなく、心の無垢性は肉体とはまったく別のところ、すなわち、すべての癒しが存在するところにあると、認識されることに因る

 父性とはすなわち創造である。 愛は延長されずにはいない。 清らかさは封じ込められない。 防壁も制限ももたず、永遠に、封じ込まられずにいることが、無垢なる者たちの性質である。 したがって、清らかさは肉体のものではない。 また制限のあるところに見出されるものでもない。 肉体は、清らかさの結果によって癒され得る。 そして、清らかさの結果は、清らかさそのものと同じく制限のないものである。 しかし、すべての癒しが起こるのは、心は肉体の中にはなく、心の無垢性は肉体とはまったく別のところ、すなわち、すべての癒しが存在するところにあると、認識されることにる。 それでは、癒しはどこにあるのだろうか。 それは、その原因にその結果が与えられるところだけにある。 というのも、病気とは、原因のないものに結果を与え、それを原因にしようとする無意味な試みだからである。

 

奇跡講座テキスト  第28章  二 結果と原因の逆転  2.