あなたが自分自身に教えたことは、一切、忘れなさい。 なぜなら、あなたは間違ったことを教わったからである。 もっと良いレッスンを学び、それを保持しておけるというときに、誰が無分別なレッスンを心にとどめておきたいと思うだろう。 往古の憎しみの記憶が現れるとき、その原因はもうなくなっているということを思い出しなさい。 なくなっているから、あなたはそうした記憶が何のためのものなのかを理解できない。 あなたが今それらの記憶に与えようとしている原因を、かつての原因と同じものにしてはならない。 かつての原因とは、それらの記憶をそうしたものにしてきたもの、すなわちそうしたものに見せてきたものである。 それが去っていることを喜びなさい。 なぜなら、それこそが、あなたが赦されたいと思っているものだからである。 そして、その代わりに、今、受け入れられた原因の新しい結果と、それがここで引き起こしているものを見なさい。 それらの麗しさはあなたを驚かせるだろう。 それらが運んでくる古くて新しい想念は、往古の原因から生じる幸せな結果である。 この原因はあまりに古く、あなたの知覚が捉えることのできる記憶の範囲をはるかに超えている。
奇跡講座テキスト 第２８章 一 現在の記憶 7.