記憶は、神があなたの創造に際して与えたものに取って代わるべく、あなたが作り出した技能である。 (しかし、)あなたが望めば、傷つけるためにではなく癒す(分離を癒す/贖罪)ために、それ(記憶)を用いることができる

 罪悪のすべての結果は、もはやここには存在しない。 罪悪が終わっているからである。 罪悪が去ったとき、その結果も、原因がなくなって去っていった。 もしあなたがその結果を望んでいないというのなら、なぜ記憶の中でそれにしがみついていようとするのだろうか。 思い出すということは知覚の過去時制であるから、知覚と同様に選択的である。 それは過去を、あたかもそれが今起きていて、そこに見えるものとして存在しているかのように知覚することである。 知覚と同じように、記憶は、があなたの創造に際して与えたものに取って代わるべく、あなたが作り出した技能である。 そして、あなたが作り出したすべてのものと同じように、それは別の目的に役立つよう用いられて、別なもののための手段とされることも可能である。 あなたが望めば、傷つけるためにではなく癒すために、それを用いることができる。

 

奇跡講座テキスト  第28章  一 現在の記憶  2.