そのようにして、あなたは夢を見ている者ではなく、夢そのものとなっている。 それゆえに、あなたは夢が企てるさまざまな場所や出来事の間を行き来して、むなしくさまよう。 肉体がすることはこれだけだというのは、本当のことである。 肉体は夢の中の人影にすぎないからである。 だが、夢の中の人影たちを実在するかのように見ていない限り、誰が、彼らに対して反応したりするだろう。 彼らをありのままに見た瞬間に、夢の中の人影は、もはや彼に対して結果をもたらさなくなる。 なぜなら彼は、自分が原因となって彼らを実在するかに見せることによって、彼らにそうした結果を与えたということを、理解するからである。
奇跡講座テキスト 第27章 八 夢の「主人公」 4.