これが彼が見ている世界の目的である。 そして、このように見られたとき、世界が提供するのは、この目的を成就させるかに見える手段である。 手段は目的について証言するが、それ自体は原因ではない。 また、原因を結果から離れたところに見ることによって、原因が変化させられることもない。 原因は結果を生み出し、結果は結果自体ではなく原因を証しする。 それならば、結果を超えたところを見なさい。 苦しみや罪の原因が存在するはずの場所はここではない。 そして、苦しみや罪についていつまでも思案するのはやめなさい。 それらはその原因の反映にすぎないからである。
奇跡講座テキスト 第27章 七 夢を見ている者 5.