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この世界の中にいる者たちは、世界を有罪宣告から脱出させるという一つの必要を共有することにおいて、つながっている。 しかし、彼らは自分たちに(この)共通の必要を認識していない。 なぜなら、誰もが、もし自分が自分の役割を果たすなら、自分は世界から有罪宣告される、と考えているからである

 実際にはその必要は充分にある。 この世界の中にいる者たちは、世界を有罪宣告から脱出させるという一つの必要を共有することにおいて、つながっている。 しかし、彼らは自分たちに共通の必要を認識していない。 なぜなら、誰もが、もし自分が自分の役割を果たすなら、自分は世界から有罪宣告される、と考えているからである。 そして、各人が、世界の解放における自分の役割はまさにこれだと知覚している。 復讐には焦点がなければならない。 そうでなければ、復讐者のナイフが自分の手中にあり、自分自身に向けられていることになる。 彼が自分で選択しなかった攻撃の犠牲者になるためには、他者の手中にナイフを見なければならない。 こうして彼は、自分の握っていないナイフに傷つけられて苦しむのである。

 

奇跡講座テキスト  第27章  七 夢を見ている者  4.