それ自体では無目的のこの肉体が、あなたの記憶と希望のすべてを保持している。 あなたは見るために肉体の眼を使い、聞くためにその耳を使い、それが何を感じているかをそれに語らせる。 肉体は知らないのである。 その実在性を証しするための証人をあなたが呼び出すとき、肉体は、自分が使うべくあなたから与えられた名前をあなたに向かって繰り返すのみである。 それらの名前の中でどれが実在するかを選択することはできない。 どれを選んだとしても他のものと同じだからである。 あなたが選ぶのはただ、この名前か、あの名前かということだけであり、それ以上のものではない。 あなたがその証人を真理という名で呼んだからといって、彼を本物にすることはできない。 もし彼が真理を代表しているなら、真理は彼の中に見出される。 そうではないなら、たとえあなたが彼を神ご自身の聖なる御名で呼ぶとしても、彼は嘘をつくことになる。
奇跡講座テキスト 第27章 六 罪の証人たち 3.