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あなたは、いかなるものとも対立しない力(全一性)のもたらす平安が、どのようなものかを知らない。 しかし、それ以外の種類の平安は、もとより存在し得ない

 赦しは消滅し、象徴は薄れていく。 かつて目が見ていたもの、耳が聞いていたものは何も残されず、知覚されない。 完全に無限なる力が、破壊するためではなく自らのものを受け取るためにやってきたのである。 選択できる機能はどこにもない。 あなたが失うことを恐れている選択肢は、もとより存在してはいなかった。 だが、その恐れだけが、無限の力と、完全にして幸せで対立するもののない純一なる想念を、妨げるかに見える。 あなたは、いかなるものとも対立しない力のもたらす平安が、どのようなものかを知らない。 しかし、それ以外の種類の平安は、もとより存在し得ない。 赦しをも、象徴と制限の世界をも超越している力を、歓迎しなさい。 はただ在ろうとするのみであり、それゆえに、ただ在るのみである。

 

奇跡講座テキスト  第27章  三 すべての象徴を超えて  7.