解放されて空になったばかりの空間を満たすべく、あなたには兄弟の絵が与えられているが、その絵は、いかなる種類の防衛も必要としない。 なぜなら、あなたは逆らえないほど強くその絵を好むようになるからである。 また、一瞬のためらいもなく、それが自分が望む唯一の絵だと決断するだろう。 それは二重概念を表してはいない。 それはまだ絵の半分であり、不完全なものではあるが、それ自体の内部においては同一である。 それが表象しているものの残り半分は未知のままであるが、それは相殺されてはいない。 こうして、神ご自身が自由に最後の一歩を踏み出せるようになる。 このことのためには、あなたは絵も補助教具も必要としない。 そして、究極的にすべての補助教具に取って代わるものは、ただそこに在るのみである。
奇跡講座テキスト 第27章 三 すべての象徴を超えて 6.