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分裂した心においては、(その人の)アイデンティティーは、(機能が)必ず分割されているように見える。 そのように分裂した心にとっての訂正(自我による訂正方法)とは、あなたが自分のものだと考えている罪を、他の誰かの中で罰するための方法とならざるを得ない

 分裂した心においては、アイデンティティーは必ず分割されているように見える。 また、相反する目的や異なった目標をもつ機能を統一されたものと見ることは、誰にもできない。 そのように分裂した心にとっての訂正とは、あなたが自分のものだと考えている罪を他の誰かの中で罰するための方法とならざるを得ない。 こうして、彼はあなたの兄弟ではなく犠牲者となり、あなたよりも罪が深いという点であなたとは異なっており、したがって、彼よりもずっと無垢であるあなたによる訂正を必要としているということになる。 これが、彼の機能をあなたの機能から分裂させ、あなた方のそれぞれに異なった役割を与える。 そうしてあなた方は、一なるものと知覚されることは不可能となり、一つの目標しかない共有のアイデンティティーを意味する単一の機能を担えなくなる。

 

奇跡講座テキスト  第27章  二 癒しに対する恐れ  11.