罪というゴールが取り去られた後のこの何もない空間の中に、天国が自由に思い出される。 ここには天国の平安が訪れることが可能であり、ここで完璧な癒しが、死に取って代わることができる。 肉体は生命のしるしとなり、復活を約束するものとなり、死臭を嗅ぐことに倦み果てた者たちに与えられる不滅性の息吹となることができる。 肉体に、癒しという目的をもたせよう。 そうすれば、肉体は自らが受け取ったメッセージを送り出し、自らの健康と麗しさによって、自らに表象される真理と価値を宣言するだろう。 永遠に攻撃されることのない終わりなき生命を表象する力を、肉体に受け取らせなさい。 そして、肉体が兄弟に与えるメッセージを、「兄弟よ、私を見なさい。 あなたの手で私は生きる」とならしめなさい。
奇跡講座テキスト 第27章 一 十字架刑の絵 10.