不当に扱われたいという願望は、攻撃と無垢性を組み合わせようとする妥協的試みである。 まったく相容れないものを組み合わせ、決してつながり合えないもので統一体を作り出せる者がいるだろうか。 柔和な道を歩みなさい。 そうすれば、あなたは禍を恐れず、夜の影を恐れることもないだろう。 しかし、あなたの道の上に、恐怖の象徴を置いてはならない。 そのようなことをすれば、あなたは茨の冠を編むことになり、兄弟もあなた自身もそれを免れられなくなるだろう。 あなたは自分だけを十字架にかけることはできない。 そして、もしあなたが不当な扱いを受けるとしたら、兄弟はあなたが見ている不公平さに苦しまなければならない。 あなたは自分だけを犠牲にすることはできない。 なぜなら、犠牲とは全的なものだからである。 もしそれが起こり得るとしたら、それは神の被造物のすべてと、愛する子を犠牲にする父なる神をも共に巻き込むことになる。
奇跡講座テキスト 第27章 一 十字架刑の絵 1.