救済はまさに即時的なものである。 そのようなものとして知覚しない限り、あなたは、救済という目的が自分のものとなってからその結果が訪れるまでの間に損失を被る危険性が高いと信じて、救済を恐れることになる。 このような形で、恐れの源である誤りが依然として不明瞭にされている。 救済は、確かにあなたがいまだに互いの間に見ている空間を一掃し、あなた方を瞬時にひとつになれるようにする。 そしてあなたは、ここに損失があるだろうと恐れている。 この恐れを時間に投影してはならない。 時間は、あなたが知覚しているような敵ではないからである。 あなたが時間を何のためのものと見ているかということを別にすれば、時間とは肉体と同じように中庸なものである。 もし自分と兄弟との間に依然として少しの空間を残しておきたいと思うなら、あなたは赦しがしばし与えずにおかれる少しの時間を望むだろう。 これは、赦しがあなたに与えずにおかれるときから与えられるときまでの時間を危険に見せるだけであり、そこで恐怖が正当化される。
奇跡講座テキスト 第26章 八 救済の即時性 3.