完璧にして完全な救済が求めるのは、真実が真実であることを望むささやかな願望であり、存在しないものを喜んで看過しようとするささやかな意欲であり、死や荒廃が支配するかに見えるこの世界よりも天国を好む気持ちを物語る小さなため息だけである。 それらに喜んで応えて、被造物があなたの内に浮かび上がり、あなたに見える世界が完全にして完璧な天国に置き換えられるだろう。 赦しとは真実が真実であることを望む気持ち以外の何だろう。 いったいどんなものが癒されないままにされ、すべてのものをそれ自体の内に保つ統一体から切り取られたままにされるだろうか。 罪は存在しない。 そして、神の子が自らの願望と神の意志がひとつであることを知覚する瞬間には、あらゆる奇跡が可能である。
奇跡講座テキスト 第26章 七 赦しの法則 10.