赦しは、兄弟とあなた自身との間に立ちはだかるものを取り除く。 それは、兄弟と離れているのではなくつながり合いたいというあなたの願望である。 私たちがそれを「願望」と呼ぶのは、それは依然として他の選択を思い描いていて、まだ選択の世界を完全に超えたところまでは達していないからである。 だが、この願望は天国の状態と軌を一にしており、神の意志と対立しない。 それはあなたが受け継いでいるもの全部をあなたに与えるにははるかに及ばないが、自分が誰でありどこに居るかという認識と、自らの存在している場である天国との間に、あなた自身が挿入した障害を取り除くことはする。 事実は変わってはいない。 だが、否定される前には知られていた事実であっても、否定されて知られざるものとなることは可能である。
奇跡講座テキスト 第26章 七 赦しの法則 9.