赦されざるものとは、永久に過ぎ去った過去から呼びかけてくる声である。 それを実在するもののように指し示す一切は、過去を再び実在させたいという願望であり、本当に今ここにあるものの代わりに、過去がここに今あるものと見えてほしいという願望に他ならない。 これが、過去は去っていてあなたのもとには戻れないという真理にとって、妨げだろうか。 そしてあなたは、天国が消え去って、神が恐れるべきものとなり、あなたの憎しみを象徴するものとなったかに見えたあの恐ろしい瞬間を保持したいのだろうか。
奇跡講座テキスト 第26章 五 小さな妨げ 8.