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智識と(正しい)知覚は、一つところに運ばれ、そのうち一方(智識)だけが、(天国の)門の向こう側の一体性のあるところでも存続する

 これが旅の終わりである。 私たちはそれを、実相世界と呼んできた。 しかし、ここには一つの矛盾がある。 すなわち、この言葉は、一つの限られた実相、部分的な真理、真実とされた宇宙の断片、といったものを示唆しているという意味において、矛盾である。 これは、智識は知覚を攻撃しないということからきている。 智識と知覚は一つところに運ばれ、そのうち一方だけが、門の向こう側の一体性のあるところでも存続する。 救済とは、場所や時間や選択が依然として意味をもっている境界地帯であるが、そこでは、それらが一時的で、かつ場違いなものであることや、すべての選択はすでに為されていることなどが見て取れる。

 

奇跡講座テキスト  第26章  三 境界地帯  3.