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問題とはいずれも、自分が得をするために、誰かが損をし犠牲を払うべきだという要求である。 (聖霊により)誰も失う者がいないように状況が調整されたときには、問題は消え去っている

 聖霊は、あなた自身が抱えていると思っているすべての問題からの解放を差し出す。 それらは聖霊にとってはみな同じである。 どのような形をしているように見えても、問題とはいずれも、自分が得をするために、誰かが損をし、犠牲を払うべきだという要求だからである。 そして、誰も失う者がいないように状況が調整されたときには、問題は消え去っている。 なぜなら、それは知覚における誤りだったのであり、今ではすでにそれが訂正されているからである。 聖霊にとって、或る間違いのほうが他の間違いよりも、真理のもとに運びづらいということはない。 そもそも存在しているのは一つの間違いだけである。 そしてその間違いとは、損失が可能であり、それが誰かに利益をもたらし得るという考えそのものである。 もしこの考えが真実だったとしたら、は不公平ということになり、罪は可能で、攻撃は正当化され、復讐が公平ということになる。

 

奇跡講座テキスト  第26章  二 多くの形態、一つの訂正  2.