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依然として罪に意味があると信じている者たちにとって、聖霊の正義を理解することは、きわめて難しい

 依然として罪に意味があると信じている者たちにとって、聖霊の正義を理解することはきわめて難しい。 彼らは聖霊もまた自分たちの混乱を共有していると信じずにはいられないし、正義に対する彼ら自身の信念が必ずもたらす復讐を回避することはできないと信じることになる。 したがって、彼らは聖霊を恐れ、聖霊の中にの「怒り」を知覚する。 また、神ご自身の怒りの御手が天国の「炎」から作り出した雷光いなずまをもって、聖霊が自分たちを打ちのめしに来ることはないと、信じることもできない。 彼らは天国が地獄であると信じており、愛を恐れている・・・・・傍点)。 だから自分たちが一度も罪を犯したことはないと教えられると、深い疑念と恐怖の悪寒に襲われる。 彼らの世界は罪の安定性に依拠している。 そして彼らは、が正義として知っているものの「脅威」のほうが、自分が理解し愛している復讐よりも、自分自身にとって、また自分の世界にとって破壊的であると知覚する。

 

奇跡講座テキスト  第25章  八 愛へと戻される正義  6.