救済の中には、この世界がまったく知らないような正義がある。 この世界にとっては、正義も復讐も同じものである。 なぜなら、罪人の目に映る正義とは、自分の罪に対する懲罰であり、それを持続させているのは自分以外の誰かかもしれないが、逃れることのできないものだからである。 罪の法則は犠牲者を要求する。 それが誰であるかはほとんど問題にならない。 しかし、死がその代償でなければならず、それは必ず支払わなければならない。 これは正義ではなく、狂気である。 しかし、愛が憎しみのことを意味し、死が永遠と超時性と生命に対する勝利や征服であると見なされている場所で、狂気を伴わずに正義を定義することなどできるだろうか。
奇跡講座テキスト 第25章 八 愛へと戻される正義 3.