生命（神の平安／一なる心／あなたの実相）は、何らかの代価を払って維持されるものではない。 神の意志（創造すること／神の想念の延長、この世界においては贖罪を受け入れること）が成就されるために、誰かが苦しむということはあり得ない

　誘惑とはすべて、次のような狂った信念にすぎないと覚えておきなさい。 すなわち、「神が狂気であることがあなたを正気とし、あなたが望むものをあなたに与える。 そして双方の目標は和解不可能なものなので、神かあなたのいずれかが狂気に屈しなければならない」という信念である。 死は生命（いのち）を要求するが、生命（いのち）は何らかの代価を払って維持されるものではない。 神の意志が成就されるために誰かが苦しむということはあり得ない。 救済は、あなたがそれを共有しているからこそ（・・・・傍点）、神の意志なのである。 それはあなたひとりのためのものではなく、神の子である自己のためのものである。 彼が損失を被るということはあり得ない。 なぜなら、彼が損失を被ることがあり得るとすれば、その損失は彼の父の損失ということになるが、神においてはいかなる損失もあり得ないからである。 そして、これは真理であるがゆえに正気である。

奇跡講座テキスト　 第２５章　　七　救済の岩　 13.