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それぞれの者にとって、特別な機能(赦し/贖罪)は、遂行可能なものとして知覚されるように配慮されており、そちらのほうが自分が真に望んでいる選択肢であることが証明されてくるにつれて、ますます望ましいものとして知覚されるように配慮されている

 そうなると彼はこうしたものに必ず疑問を発することになる。 なぜなら、もう一方の選択肢の形態は彼が否定したり、見落としたり、まったく知覚しないままにすませたりすることのできないものだからである。 それぞれの者にとって、特別な機能は遂行可能なものとして知覚されるように配慮されており、そちらのほうが自分が真に望んでいる選択肢であることが証明されてくるにつれて、ますます望ましいものとして知覚されるように配慮されている。 この立場からは、自分の罪深さやこの世界の中に見えている罪のすべてが自分にもたらすものは、次第に減ってくる。 そしていずれは、それが自分に正気という代償を支払わせていたことや、自分が正気になれる望みを阻んでいるということがわかるようになる。 また、彼はあらゆる人の脱出に関わる特別な役割をもっているのだから、彼が狂気から脱出できないまま、置き去りにされることもないということもわかってくる。 わが子を見落として、うっかりと何の考えもなく彼の前を通り過ぎることなどあり得ないのと同じく、彼が平安の希望を抱いて、特別な機能を担うことなく外に放置されることもあり得ない。

 

奇跡講座テキスト  第25章  七 救済の岩  9.