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神の想念の一つでも真実であるなら、この世界が少しでも意味を与える信念(自我の想念)のすべては虚偽であり、何ら意味をなさないということになる。 これは、あなたが下す選択である。 それ以外は、あなたではなく神の決めることである

 私たちが以前述べたことに戻り、もっと丁寧にそれについて考えてみることにしよう。 が狂気であるか、この世界が狂気の場所であるかのどちらかだということは、真実に違いない。 神の想念はどれ一つとしてこの世界の中では意味をなさない。 そして、この世界が真実として信じているいかなることも、神の心においては何の意味もない。 意味をなさず、意味をもたないものは狂気である。 そして、狂気であるものは真理ではあり得ない。 もしこの世界で非常に価値があるとされている信念の一つでも真実だとしたら、がこれまでに抱いた想念はどれもみな幻想ということになる。 そして、神の想念の一つでも真実であるなら、この世界が少しでも意味を与える信念のすべては虚偽であり、何ら意味をなさないということになる。 これはあなたが下す選択である。 それを異なったものに見せようとしたり、それ自体とは違う何かへと歪曲しようとしたりしてはならない。 なぜなら、これだけがあなたが下せる決断だからである。 それ以外は、あなたではなくの決めることである。

 

奇跡講座テキスト  第25章  七 救済の岩  3.