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罪はこの世界の中で、変わることのできない唯一のものである。 罪は、不変である。 この不変性の上に、(この)世界は成り立っている。 誰もが、罪の払う報酬は死であると知っている。 そして、その通りである

 それにしても、あなたが自分自身に下した判決の一つひとつを聖霊が祝福に変えることができるというのなら、それは罪ではあり得ないということになる。 罪はこの世界の中で、変わることのできない唯一のものである。 罪は不変である。 そして、この不変性の上に、世界は成り立っている。 この世界の魔術は、罪の痛みを罪人つみびとから隠し、巧みに飾り立てることで欺くことができるように見える。 だが、誰もが、罪の払う報酬は死であると知っている。 そして、その通りである。 なぜなら、罪は死を求める要請であり、この世界の土台を、愛のように確実で、天国のように頼りになり、神ご自身のように強いものにしたいという願望だからである。 この世界は、罪があり得ると思っている者たちにとって、愛から守られる安全な場所である。 そしてそれが変わることはない。 だが、が創造しなかったものは、の被造物とはあらゆる点において対立しているというのに、それがの被造物の属性をもつということがあり得るだろうか。

 

奇跡講座テキスト  第25章  七 救済の岩  1.