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赦しは、時間(この世界/幻想世界)の中で意味のある唯一の機能である

 ここは、の法則が完璧な形で優勢となることのない場所であるが、それでも彼は一つ・・傍点)の完璧なことを行い、一つ・・傍点)の完璧な選択をすることができる。 そして、自分以外のものと知覚された者に対する特別な信義によるこの行為によって、彼は、その贈り物が自分自身に与えられたということ、そしてそれゆえに自分たちはひとつであるに違いないということを学ぶ。 赦しは、時間の中で意味のある唯一の機能である。 それは、聖霊が特別性を罪から救済へと翻訳するために用いる手段である。 赦しはすべての者のためにある。 ただし、それがすべての者の上にとどまるときには、それは完全になっており、それとともに世界のすべての機能も完了している。 そうなると、もはや時間は存在しなくなる。 だが、時間の中にいる間は、まだたくさんの為すべきことがある。 そして、各々が自分に割り当てられたことを行わなければならない。 計画の全体が彼の役割に掛かっているからである。 それぞれの者が、時間の中で特別な役割を確かに担っている。 というのは、本人がそうであることを選択したからであり、選択することによって自分自身のためにそれを作り出したからである。 彼の願望は否定されたのではない。 兄弟および彼自身のために役立たせ、そうして損失を被るための手段ではなく救うための手段とならせるために、願望の形が変えられたのである。

 

奇跡講座テキスト  第25章  六 特別な機能  5.