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無罪性の状態とは、次のようなものにすぎない。 攻撃したいという欲求がすっかりなくなり、それゆえに、神の子をありのままの彼以外のものとして知覚する理由が存在しない

 無罪性の状態とは次のようなものにすぎない。 攻撃したいという欲求がすっかりなくなり、それゆえに、神の子をありのままの彼以外のものとして知覚する理由が存在しない。 罪悪の必要はなくなっている。 なぜなら、罪というゴールがなければ、罪悪には何の目的もなく、無意味だからである。 攻撃と罪は一つの幻想として結びついており、一方が他方の原因であり目標であり、正当性をもたらすものである。 いずれも単独では無意味だが、他方から意味を引き出すように見える。 どちらも、何であれそれがもっているかに見える意味に関して、他方に依存している。 そして、一方が真実でなかったなら、誰も、もう一方を信じることはできない。 なぜなら、それぞれが、他方が真実に違いないと証言しているからである。

 

奇跡講座テキスト  第25章  五 無罪性の状態  1.