誤りが作り出した世界には、もう一つの目的がある。 なぜなら、この世界には、この世界のゴールを創造主の目的と和解させることのできるもうひとりの作り主がいるからである。 その作り主が知覚する世界においては、赦しや、完璧な無罪性の光景を正当化しないものは何も見られない。 生起するものはすべて即座に完璧な赦しによって迎えられる。 特別性は、心の中にあるはずの無罪性をそこから追い出して、代わりに肉体に光をあてようとするが、そのような哀れな試みにもかかわらず、無罪性の不変なる輝きを覆い隠すようなものは、一瞬といえどもそこに存続することはない。 天国の灯火は、心がそれらをどこに見ることにするかを自ら選んで見ることができるようなものではない。 もし心が、天国の灯火がそれらには絶対に存在できない場所を照らしているかのように、それらをその生家以外の場所に見るという選択をするなら、この世界の創り主はあなたの誤りを訂正しなければならない。 それは、灯火のない闇の中にあなたが居続けないようにするためである。
奇跡講座テキスト 第25章 三 知覚と選択 5.