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この世界には、その(世界の)作り主が(自我と聖霊の)二人いて、彼らは(この)世界を同じものと見てはいない

 知覚は選択の上に成立するが、智識はそうではない。 智識には一人の創造主しかいないので、その法則もただ一つである。 しかし、この世界にはその作り主が二人いて、彼らは世界を同じものと見てはいない。 それぞれにとって世界は異なった目的をもっており、どちらにとっても、この世界は、それぞれのゴールに仕える完璧な手段であり、そのゴールのために世界が知覚される。 特別性にとっては、世界は特別性を引き立たせるための完璧な額縁であり、戦いを繰り広げるための完璧な戦場であり、実在のものにしたいと思っている幻想をかくまう完璧な隠れ家である。 特別性が知覚するもので、特別性が支持しないものは一つもなく、完全に正当化されないものも一つもない。

 

奇跡講座テキスト  第25章  三 知覚と選択  3.