神の法則は、知覚が支配する世界に直接には適用されない。 というのも、心にとって知覚は何の意味ももたず、そうした世界がそのような心によって創造されたはずがないからである。 だが、神の法則はあらゆるところに反映されてはいる。 とはいえ、この反映が存在する世界が実在するというわけではない。 それは単に、神の子がそのように信じているからであり、神は、神の子の信念からご自身が全面的に切り離されるままにしておくことはできなかったからである。 神はわが子の狂気の中に一緒に入っていくことはできなかったが、彼が自分の願望という狂気の中で永遠に失われることがないように、ご自身の正気が確実に共にそこに入っていくようにすることはできた。
奇跡講座テキスト 第25章 三 知覚と選択 2.