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だが、あなたの兄弟を肉体(偶像/相手に役割を課して平安の糧とすること)として見るなら、あなたがしているのはまさにこれ(絵のない額縁を前にしてたたずむ/肝心なものを見ていない/無意味)である

 いったい誰が、何も入っていない額縁を壁に掛け、まるでそこに偉大な作品を見ることができるかのように深い崇敬の念をもってその前にたたずんだりするだろう。 だが、あなたの兄弟を肉体として見るなら、あなたがしているのはまさにこれである。 がこの額縁の中に納めた大作のみが、見るべきもののすべてである。 肉体は、それを少しでも覆い隠すことなくしばしのあいだ保持する。 だが、が創造したものに額縁は必要ない。 なぜなら、は創造したものをご自身で支え、ご自身をその縁取りとするからである。 はあなたが見るようにとご自身の大作を差し出す。 あなたはこれよりも額縁のほうを見たいのだろうか。 そして、その絵のほうはまったく見ないのだろうか。

 

奇跡講座テキスト  第25章  二 闇からの救済者  5.