こうして、二人の子が作り出され、出会う場所もなく、出会うこともなく、どちらもこの地上を歩いているかに見える。 あなたはそのひとりを自分の外側に、自分の最愛の子として知覚する。 内側に休らうもうひとりは、父の子であり、彼はあなたの中に居るようにあなたの兄弟の中にも居る。 二人の子の相違は、彼らがどのように見えるか、どこへ行くか、あるいは、何を行うか、といったことにあるのではない。 彼らには異なった目的がある。 これが、彼らを自分に似た者たちと結びつけ、彼らのそれぞれを異なった目的をもったすべての側面から引き離す。 神の子は父の意志を抱き続ける。 人の子は異質の意志を知覚して、それがそうであったならいいと願う。 そうして、彼の知覚は彼の願望に真理の外観を与えることで、その願望に仕えている。 だが、知覚は別のゴールに仕えることができる。 それは、あなたの選択によらなければ、特別性に縛り付けられることはない。 そして、あなたには、異なった選択をして、異なった目的のために知覚を使う機会が与えられている。 そしてあなたが見るものが、その目的によく仕えることになり、それ自体の実在性をあなたに証しするだろう。
奇跡講座テキスト 第24章 七 出会いの場所 11.