自分は心を守ることができるだろうかと、自分自身に尋ねなさい。 肉体ならば、確かに、少し守っている。 時間からは守れないが、一時的に守ることはできる。 そうしてあなたは、自分で救おうと思う分だけ傷つける。 あなたは肉体を何のために救おうとするのだろうか。 その選択の中に、肉体の健康と危害の両方が内在しているのである。 見せびらかすために救うなら、すなわち、もう一匹の魚を釣る餌として、自分の特別性を見栄えのする形の中に納めたり、自分の憎悪の周りを麗しさで囲む額縁を織り上げたりするために救うなら、肉体に腐朽と死に至る運命を宣告することになる。 そして、あなたがこの目的を兄弟の肉体の中に見るなら、あなたはそれと同じ運命を、あなた自身の肉体にも宣告することになる。 だから、その代わりに、真理が兄弟の上に輝き、あなたに腐朽からの安全を与えてくれるように、彼の周りに聖性の縁取りを織り上げなさい。
奇跡講座テキスト 第２４章 七 出会いの場所 4.