この世界に縛りつけられている者は誰でも、真理であってほしいと望む特別性を、なんと激しく防衛することだろう

 この世界に縛りつけられている者は誰でも、真理であってほしいと望む特別性を、なんと激しく防衛することだろう。 彼の願望が彼にとっての掟であり、彼はそれに従う。 彼の特別性が要求するものであれば、彼は何でも出し惜しみはしない。 それが必要とするものを、彼が自分の愛するものに対して拒むことはない。 そしてそれが彼に呼びかけている間、彼には他のは聞こえない。 とるにたらない侮辱、些細な攻撃、ささやかれた疑念、仄めかされた脅かし、最もうやうやしい敬意に満たないもののすべて、そうしたものから特別性を救うためなら、どんな努力も犠牲も代価も厭わない。 これがあなたにとってはわが子であり、あなたがに深く愛されているのと同じようにあなたに愛されているものである。 だがそれは、あなたの被造物たちの場を奪っている。 彼らこそがあなたの子であり、あなたは父性から奪わずとも、父性を共有できるのである。 あなたが自分の強さとするために作り出したこの子とは、何ものだろうか。 それほどの愛をほしいままにしている地上の子供とは、何ものだろうか。 あなたの被造物たちの場を奪っているこのの創造の模倣パロディとは、何なのだろう。 そして、接待主ホストが彼らよりも好む別の子を見つけた今、彼らはどこに居るのだろう。

 

奇跡講座テキスト  第24章  七 出会いの場所  1.