平安が完全にはあなたと共にないときや、あなたが何らかの苦痛を覚えるとき、あなたは、兄弟の中に何らかの罪を見て、そこにあると思ったもの(特別性)について喜んだのである

 この無意味な夢を防衛するのはやめなさい。 その夢の中ではご自身いとおしむものを奪われており、あなたは救済の及ばない場所にとどまっている。 実相においては何の意味ももたないこの無常の世界において、唯一確かなことは次のことだけである。 すなわち、平安が完全にはあなたと共にないときや、あなたが何らかの苦痛を覚えるとき、あなたは兄弟の中に何らかの罪を見て、そこにあると思ったものについて喜んだのである。 それがあることにより、自分の特別性が安全に保たれるかに見えた。 そのようにして、あなたは自分で自分の救済者に任命した相手を救い、代わりにからあなたに与えられた救済者を十字架につけたのである。 だから、あなたは彼と共に縛りつけられている。 あなた方はひとつのものだからである。 そしてそれゆえに、特別性は彼の「敵」であり、あなたの「敵」でもある。

 

奇跡講座テキスト  第24章  四 特別性と無罪性  5.