あなたは、自分が兄弟を罪なきものと見たいと望んでいるかどうかについては、考える必要があり、しかも、よく考えてみなければならない。 特別性(特別性を見ている者)にとっては、答えは「否」(罪なきものと見たくない)でしかあり得ない

 以前に私は、救済が達成される手段についても、それに到達する方法についても考えないようにと述べた。 だが、あなたは自分が兄弟を罪なきものと見たいと望んでいるかどうかについては、考える必要があり、しかも、よく考えてみなければならない。 特別性にとっては、答えは「いな」でしかあり得ない。 罪のない兄弟こそが、特別性の敵であり、仮に罪が可能だとすれば、罪がその友ということになる。 あなたの兄弟の罪はそれ自体を正当なものとし、真理が否定するような意味を罪に与えることになる。 実在するすべてのものは、彼の無罪性を宣言する。 虚偽なるものはすべて、彼の罪を実在すると宣言する。 もし彼が罪深いのなら、あなたの実相は実在せず、一瞬の後には粉塵に帰する特別性の夢にすぎないことになる。

 

奇跡講座テキスト  第24章  四 特別性と無罪性  4.