彼(「劣った」兄弟)は、確かに特別性の敵ではあるが、あなたの中に実在するもの(あなたの実相)にとっては、友以外のものではない。 彼はただ、あなたに(神の平安を)与え返せるようになるためだけに、あなたからの赦しを待っている

 あなたが彼を、友を見るように見たとき、自分自身の中に見ることになる麗しさについて、考えてみなさい。 彼は確かに特別性の敵ではあるが、あなたの中に実在するものにとっては友以外のものではない。 あなたが彼に対しておこなったと思っている攻撃のどれ一つとして、が彼を通してあなたに与えようとしている贈り物を、彼から取り上げはしなかった。 あなたがそれをもつことを必要としているのと同じく、彼もそれを与えることを必要としている。 彼にあなたの特別性のすべてを赦してもらい、心の中であなたを全一にし、彼とひとつのものにしてもらいなさい。 彼はただあなたに与え返せるようになるためだけに、あなたからの赦しを待っている。 神の子に有罪宣告をしたのはではない。 彼の特別性を保存して、彼の自己を殺そうとしたあなたである。

 

奇跡講座テキスト  第24章  二 特別性の背信  8.