代わりに彼らは何を見ることになるのだろうか。 それは、あまりに父なる神に似ているので神の記憶が一瞬のうちに心に甦るような、神の子の燦然たる輝きである。 そしてこの記憶によって神の子は、自分が父と同質であるのと同様に自分と同質な、自らの被造物たちを思い出す。 そうして、彼が作り出した世界のすべてや彼の特別性のすべて、そして彼が自分自身に対抗して特別性を防御するために保持してきたすべての罪は、彼の心が彼自身についての真理を受け入れるとき、すべて消え去るだろう。 真理が戻ってきて、それらのものと入れ替わるからである。 真理の唯一の「代価」とは、あなたがもはや、存在したことのないものを見ることも、音なき音を聞くこともなくなる、ということだけである。 無を放棄して、神の愛を永遠に受け取ることが犠牲だろうか。
奇跡講座テキスト 第24章 二 特別性の背信 6.