あなたは自分の特別性を防衛することはできるが、その傍らに神を代弁する声を聞くことはできない。 両者は異なる言語で語り、異なった者たちの耳に届くものである。 特別な者たちの一人ひとりにとっては、異なる意味をもつ異なるメッセージが真理となっている。 だが、どうして真理が一人ひとりにとって違っていたりするだろう。 特別な者たちが聞く特別なメッセージが彼らに確信させるのは、自分たちが異なっていて互いから離れており、各々がそれぞれの特別な罪の中にあり、自分の特別性を少しも見てくれない愛からは「安全に守られている」ということである。 キリストの心眼は彼らの「敵」である。 なぜなら、それは彼らが見ようとするものを見ず、彼らが見ていると思っている特別性は幻想だということを、彼らに見せようとするからである。
奇跡講座テキスト 第24章 二 特別性の背信 5.