特別性とは、実在のものとされた罪の想念である。 この土台がなければ、罪は、想像することさえできない

 特別性とは、実在のものとされた罪の想念である。 この土台がなければ、罪は想像することさえできない。 なぜなら、罪はそこから、すなわち虚無の中から現れ出たからである。 根なし草に咲いた邪悪な花のようなものである。 ここに居るのは、自前の「救済者」であり、とは違うやり方で創造し、のようにではなく自分自身のように神の子を作り出した「創造主」である。 彼の「特別な」子供たちは大勢であり、決して一なるものではない。 各々が自分自身からも、自分がその一部をなすからも離れてさすらっている。 また、彼らは自分たちをとひとつのものとして創造した一体性も、愛してはいない。 彼らは天国と平安の代わりに自分の特別性を選択し、それを真理から「安全に」守り続けるために、注意深く罪の中に包み込んだのである。

 

奇跡講座テキスト  第24章  二 特別性の背信  3.