神に対する恐れと兄弟に対する恐れは、認識されていない特別性の信念の一つひとつから生じる。 なぜなら、あなたは兄弟に、彼の意志に反してその信念に屈服するように要求しているからである。 そして神ご自身でさえも、それを尊重しなければ、復讐を受けるということになる。 疼くような悪意や刺すような憎悪、そして分離したいという願望の一つひとつが、ここで生じる。 ここにおいて、あなたと兄弟が共有している目的が、あなた方両方から覆い隠されるからである。 このコースはあなたと兄弟が同じだと教えているので、あなたはそれに反対しようとする。 あなた方には、同一でない目的や、父と共有されていない目的は一つもない。 なぜなら、あなたの関係からは、特別なゴールがすでに一掃されているからである。 それでも、あなたは今、天国がそれに与えた聖性というゴールを挫こうとするのだろうか。 特別な者たちは、打撃や侮辱を被ったと思えたり、自分が裁かれたと空想したりするたびに移り変わる視座以外に、どんな視座をもつことができるだろう。
奇跡講座テキスト 第24章 一 愛の代替としての特別性 8.