誰のことも戦場(攻撃の視点)から見てはならない。 そこでは、存在してもいない場所から相手を見ることになるからである。 下の戦場からは、肉体を超越することはできない

 誰のことも戦場から見てはならない。 そこでは、存在してもいない場所から相手を見ることになるからである。 そのときあなたには、見るための判断基準となるものや、自分が見ているものに意味を付与できる基点が何もない。 肉体のみに攻撃や殺害が可能なのであり、もしそうすることがあなたの目的であるなら、あなたは肉体とひとつになっているに違いない。 目的のみがものごとを統一する。 だから、ひとつの目的を共有する者たちは、心を合わせている。 肉体はそれ自体では目的がなく、孤立しているしかない。 下の戦場からは、肉体を超越することはできない。 戦場の上からであれば、未だに戦闘の中にいる者たちに肉体が課している制限はなくなっていて、知覚されることはない。 肉体には目的がないからこそ、のために創造した天国と、父自身との間に、肉体が立ちはだかっているのである。

 

奇跡講座テキスト  第23章  四 戦場を超えたところ  7.