攻撃が纏うことのできる形の中には、あなたがそれと認識しない形があることは、真実ではないだろうか。 あなたは、苦痛の起源を常に認識しているとは限らない。 攻撃は、どんな形のものであれ、等しく破壊的である。 その唯一の意図は、殺害である

 攻撃がまとうことのできる形の中には、あなたがそれと認識しない形があることは、真実ではないだろうか。 そして、もしどんな形の攻撃でもあなたを傷つけ、しかも、あなたに認識できる他の攻撃と同じくらい傷つけるということが真実であるなら、あなたは苦痛の起源を常に認識しているとは限らないことになる。 攻撃はどんな形のものであれ、等しく破壊的である。 その目的は変わらない。 その唯一の意図は殺害である。 そして、どんな形の殺害ならば、殺害者が必ず背負うことになる膨大な罪悪感や、処罰に対する狂おしいばかりの恐れを覆い隠す役に立つというのだろうか。 彼は自分が殺害者であることを否認し、微笑みを浮かべながら攻撃することで、自分の残忍さを正当化するかもしれない。 それでも彼は苦しみ、自分の意図を悪夢の中で見ることになるだろう。 その中では、微笑みは消え失せ、その意図が、恐れおののく彼の自覚に浮かび上がり、どこまでも追いかけてくるだろう。 なぜなら、殺意を抱く者が、その想念に伴う罪悪感を免れることはないからである。 意図されているのが死であるなら、それがどのような形をとるかが問題になるだろうか。

 

奇跡講座テキスト  第23章  三 妥協のない救済  1.