自分を救う者(兄弟)を無力にしておきながら、救済を見つけ出せる者がいるだろうか。 あなたは、彼に危害を加えようとしながら、救われることはできない。 自分自身に敵対することによって、攻撃から安全に守られる者がいるだろうか

 殺害の形態のうちのいくつかは死を意味しないということが、あるだろうか。 何らかの形の攻撃が、愛であり得るだろうか。 どのような形の非難であれば、祝福になるというのだろう。 自分を救う者を無力にしておきながら、救済を見つけ出せる者がいるだろうか。 彼に対する攻撃の形に欺かれてはならない。 あなたは彼に危害を加えようとしながら、救われることはできない。 自分自身に敵対することによって、攻撃から安全に守られる者がいるだろうか。 この狂気がどのような形をとるかが、どうして問題になり得るだろう。 攻撃とは、それ自体を無効にする裁きであり、救いたいと言いながらその対象に有罪宣告をする。 狂気があなたにとって麗しいと思える形をとっていても、欺かれてはならない。 あなたを破壊することに専念しているものは、あなたの友ではない。

 

奇跡講座テキスト  第23章  二 混沌の法則  17.