【混沌の法則の四番目】 自分が獲得したものは、自分が所有するという信念である。 この法則は、(本当は)自分自身以外の誰からも奪えないということを見落としている

 自我は自分で獲得するものだけに価値を置く。 これは混沌の法則の四番目・・・傍点)へとつながるものであり、他の三つが受け入れられているなら、これも必ず真実ということになる。 この法則のごときものは、自分が獲得したものは自分が所有するという信念である。 これによって、相手の損失は自分の利得となり、そうして、この法則は、自分自身以外の誰からも奪えないということを見落としている。 それでも、これ以外の混沌の法則もみな必ずここに帰結する。 なぜなら、敵同士は自ら進んで互いに与え合うことはせず、価値を認めているものを共有しようともしないからである。 そして敵たちがあなたから離しておきたいものは、あなたに見えないところに隠しておかれるのだから、必ず所有するに値するものに違いない、ということになる。

 

奇跡講座テキスト  第23章  二 混沌の法則  9.