今や、彼ら(神と神の子)は、異なる存在であり、敵同士である。 一方は弱くなり、他方は相手の敗北によって強くなる

 これが、の関りに何を為すように見えるか、考えてみなさい。 今や、彼らは二度と再び一なるものにはなれないかのように見える。 なぜなら、一方他方によって常に咎められねばならないからである。 今や、彼らは異なる存在であり、敵同士である。 そして両者の関りは対立関係となり、それはこの分離した側面同士の関りと同じように、結びつくためではなく、争うためにのみ出会う。 一方は弱くなり、他方は相手の敗北によって強くなる。 そして神の子が自分自身と自分の創造主に対しおこなったことにより、に対する恐れおよび神の子同士の間の恐れが実在のものとされ、今や、そうした恐れを抱くことが分別のあることのように見える。

 

奇跡講座テキスト  第23章  二 混沌の法則  5.