【混沌の法則の一番目】 真理は、人により異なるというものである。 この原理は、幻想には順位があるという信念から派生している。 すなわち、或る幻想は、他の幻想より価値があるので真実だという信念である

 混沌の法則の一番目・・・傍点)は、真理は人により異なるというものである。 これらすべての混沌の原理と同じようにこの第一原理も、各人が分離しており、誰もが他人からその人を区別する一組の異なった想念をもっていると主張する。 この原理は、幻想には順位があるという信念から派生している。 すなわち、或る幻想は他の幻想より価値があるので真実だという信念である。 誰もがこれを自分自身で定めており、他人が価値を置くものを攻撃することにより、自分の定めた順位を真実とする。 そしてそうした攻撃は正当化される。 その理由は、価値観は多様であり、さまざまな価値観をもつ者たちは同じではないので敵のように見えるからである。

 

奇跡講座テキスト  第23章  二 混沌の法則  2.