戦いとは、恐れが生じ、増大し、優位に立とうとする状況である。 平安とは、愛が宿って自らを共有しようとする状態である。 一方がとどまるところに、他方は存在できない

 幻想は幻想に出会い、真理は真理に出会う。 幻想同士の出会いからは戦いが始まる。 平安はそれ自体を見ているので自らを延長させる。 戦いとは、恐れが生じ、増大し、優位に立とうとする状況である。 平安とは、愛が宿って自らを共有しようとする状態である。 葛藤と平安は正反対のものである。 一方がとどまるところに他方は存在できない。 一方が行くところで他方は消え去る。 同様に、幻想同士の戦場と化した心の中では、についての記憶は覆い隠される。 それでもこの無意味な戦いをはるかに超えたところで、その記憶は輝いており、あなたが平安の側につけばすぐにでもそれが思い出される準備が整っている。

 

奇跡講座テキスト  第23章  一 和解不可能な信念  12.