真理のもとに運ばれて幻想同士の葛藤が消えていく様を見なさい! 葛藤する二つの真理の間の戦いと見られている間だけ、葛藤は実在するかに見える。 そして勝者のほうが、より真実で実在性があるものとなり、敗北により幻想とされた実在性の乏しいものの征服者となるかに見える。 このように、葛藤とは幻想と幻想の間における選択であり、一方を実在するものとして王座につかせ、もう一方を征服され蔑まれるべきものにする。 ここでは、父は決して思い出されることがない。 だが、いかなる幻想も、父の家に侵入して、父が永遠に愛するものから父を追い出すことはできない。 そして父が愛するものは、それが父の家であるからこそ、永遠に静かであり、平安の中にある。
奇跡講座テキスト 第23章 一 和解不可能な信念 9.